受苦日音楽礼拝メッセージ

 イエスがユダヤ人の最高議会で裁判を受けておられたとき、大祭司から、「おまえは神の子キリストなのか、答えよ」と問われて、「あなたが言った通りです」と答えました (マタイ26:63、64)。当時は、これだけで十分、神への冒涜罪で有罪にできる答えでした。
 当時のユダヤ人は、それから約二百年前のユダ・マカベオスによる独立運動の成功をいつも語り草にしていました。今、そのような話を知っている日本人はいなくても、その物語を基にした、1747年4月のロンドン上演のオラトリオ、「ユダ・マカベオス」に登場する合唱曲はご存じです。何と日本の伝統スポーツである相撲の表彰式でも奏でられる勝利の歌です。 “受苦日音楽礼拝メッセージ” の続きを読む

岩井基雄先生葬儀——2001年のスイス・ラサでのセミナーの思い出

今日は故 岩井基雄先生(清瀬福音自由教会牧師)の葬儀に参列してきました。
 全体の参列者は600名近くなったのかもしれません。これほど多くの参列者があった葬儀は、僕にとって30年前の故古山洋右先生以来かもしれません。古山先生は62歳、岩井先生は63歳。どちらもすい臓癌でした。 “岩井基雄先生葬儀——2001年のスイス・ラサでのセミナーの思い出” の続きを読む

信仰義認の原点(ローマ4:1–12)——自分の心に起きる疑問に正直に向き合うことの大切さ〜日本映画のアカデミー賞

 昨日は、「ゴジラ-1.0」と宮崎駿の「君たちはどう生きるか」のアニメ映画が、アカデミー賞を受賞できたという話題がニュースのトップとなっていました。 “信仰義認の原点(ローマ4:1–12)——自分の心に起きる疑問に正直に向き合うことの大切さ〜日本映画のアカデミー賞” の続きを読む

ウクライナの船越先生からの今週のメール

 いつもお祈りありがとうございます。ロシア軍は2022年の11月から始まった冬の間、民間施設(住宅地)と電力インフラを対象としたドローン・ミサイル攻撃を執拗に行いました。それは、ウクライナ人を精神的に疲弊させ、戦意喪失を図った卑劣なものでした。
 2023年の11月から始まった冬には、ロシア軍は民間施設や電力インフラを狙った攻撃よりも軍事施設を対象としたドローン・ミサイル攻撃を重点的に行ってきました。しかし、ここにきて再び民間施設を狙い始めたのではないか、という憶測が流れ始めています。もしそうだとしたら、これは紛れもないテロ行為です。それを黙認するとしたら、もし国際社会が今、何もしないのなら、本当に後で大変なことになると思います。
 これはウクライナだけの問題にはとどまりません。武力によって自国の領土を拡大することを厭わない、核を保有した国連安保理国は自分たちの理屈で何でもできてしまう世界になってしまいます。 “ウクライナの船越先生からの今週のメール” の続きを読む

日本経済の転換点(株価上昇)〜ルカ19章ミナのたとえ

 私たちの教会が立川で礼拝を始めたのは、1989年10月、バブル経済の絶頂期ででした。僕は10年間の証券会社勤務と3年間の神学校での学びを終えて、自分が牧師になったら、すぐにでも教会が成長するような、愚かな自負心をもって働きを始めました。
 しかし、株価が1989年12月末に最高値をつけた直後、1990年には恐ろしいほどの暴落を始め、そのうち日本経済も長い低迷期に入りました。しかも、その後を辿るように、日本の多くのキリスト教会も低迷期に入ります。 “日本経済の転換点(株価上昇)〜ルカ19章ミナのたとえ” の続きを読む